2017.02.19
「コロボックル物語」シリーズなどで知られる児童文学作家、佐藤さとるさんが、2月9日、心不全のため88歳で亡くなりました。
佐藤さんは神奈川県横須賀市出身。横浜市職員や中学校教員などを経て、1950年に同人誌「豆の木」を創刊します。59年に「コロボックル物語」の最初となる「だれも知らない小さな国」を自費出版し、のちに毎日出版文化賞を受賞しました。
「コロボックル物語」はアイヌの伝説である小人をモデルとしていて、日本のファンタジーの先駆けとされています。2014年にはコロボックルの大ファンだったという有川浩さんが、続編ともいえる「コロボックル絵物語」を出版しました。
おおづ図書館では、児童書コーナーに「追悼・佐藤さとるさん」コーナーを作っています。